《アート》 VS 《株式》 資産形成/キュリオ定期便[2016/08/21]号

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メイ・モーゼス・ワールド・オール・アート(mei moses world all art index)
というアート指数をご存知でしょうか。

ニューヨーク大学のJiangping Mei(メイ) と Michael Moses(モーゼス) という、ふたりの教授が、
一定の基準を満たした作品の、”元の販売価格” と ”再販売価格” を比較し、
アート投資の累積リターンを、数十年に渡って指数化。(グラフの青線)

この対象となっている作品は、
印象派や現代アートなど、ジャンルを問わず、
世界全体を対象としています。

1985年~90年頃までの急激な上昇は、
日本のバブル景気が影響を及ぼした現れです。

その後、1990、91年にかけ、
急降下ラインのバブル崩壊も、
世界の美術業界に大きな影響を及ばしました。

このメイ・モーゼスの指数と、
株価指数(S&P500)を比較すると、
少し下回ってはいますが、
株式投資と同様の投資可能性を持ち、
尚且つ、所有する楽しみ、鑑賞する楽しみをも、
長期に渡って、もたらしてくれるのです。

文:渡木章浩

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