日本と世界の美術市場規模/キュリオ定期便

先日、2015年の日本国内の美術オークションの
市場規模を調べてみました。

世界中には、1000を超えるオークションハウスがあると言われていますが、
日本国内には、8社しか存在しません。

日本国内の8社の美術関連のオークションの落札結果を、地道に地道に計算していった結果、
2015年は、およそ100億円という数字が出てきました。

さて、オークションでの取引き以外も含め、日本国内では、1000億円の市場規模と言われていますので、
オークションでは、およそ10%が取引されていることになります。

世界に目を向けてみます。
TEFAFマーストリヒトの発表によると、
2013年の世界の美術品市場は、650億ドル(約7兆5,900億円)規模に達したとされており、

日本は、世界全体の1.3%程度の市場規模しかありません。

世界第3位のGDPを誇る経済大国であるのも関わらず、
美術品市場は、とても小さい。

オークションハウスが少ないから、マーケットが小さいのか、
マーケットが小さいからオークションハウスが少ないのか、
「鶏が先か、卵が先か」という話になってしまいますが、

最近、新しいお客様からの問合せが、とても増えてきたので、

今後、弊社がご案内する、
世界中のオークション情報に期待していただいているのを、
肌で感じています。

とねぎ

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