次元が違う『村上隆 の五百羅漢図』展/キュリオ定期便

現在、森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)で開催中の、
『村上隆 の五百羅漢図』展、

良いとか悪いとか、
面白い、つまらない、とか
楽しかったとか、

まったく次元が違う。

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五百羅漢図の4点は、2012年制作の作品ですが、
それ以外の40点余りは、殆どが2015年の作品ばかり。

制作のスタイル云々は、もちろんありますが、
この大作を1年間で作り上げる体力気力。

展示作品の見どころは、やはり五百羅漢図の4点、
「青竜」「白虎」「朱雀」「玄武」。全長100メートル。

これほどまでに、エネルギーを感じた展覧会は、そうそうない。

制作時の資料からも、
そのエネルギーというか熱気をひしひしと感じることができた。

村上隆からの細かな指示か書かれた指示書通りに出来上がっていないと、

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「指示書どうりにヤレ!ボケ!」

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「この小さな空間にキッチリドラマをブチ込め!!」

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「イヤリング抜き!!ですよ!!喝!!」

など、指示書に添削され、行き来している。

熱気の渦だったに違いない。

2016年3月6日(日)まで開催
『村上隆 の五百羅漢図』展
http://www.mori.art.museum/contents/tm500/

360度 パノラマ 五百羅漢図
http://www.asahi.com/special/murakami500/

文:渡木章浩

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