9番目の芸術として定着するか/キュリオ定期便

2016年7月22日(金)から9月25日(日)まで、
ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9~漫画、9番目の芸術~」が
森アーツセンターギャラリーで開催される。

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フランスで、日本の漫画がとても人気があることは有名、
そして、日本のアニメーションは世界を圧巻している。

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[『岸辺露伴ルーヴルへ行く』著:荒木飛呂彦 ©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社]

昨年6月に新国立美術館で開催された「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」の世界巡回が、
先月ミャンマーでも開催され、日本の漫画やアニメーションが紹介され、初日から多くの若者が訪れ人気、
とのニュース報道もあった。

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[『千年の翼、百年の夢』著:谷口ジロー ©TANIGUCHI Jiro – Futuropolis / musée du Louvre éditions / Shogakukan]

ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9~漫画、9番目の芸術~」は、
ルーヴル美術館が2005年から現在も取り組んでいるプロジェクト
「ルーヴルBDプロジェクト」を紹介する展覧会。

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[松本大洋『ルーヴルの猫(仮)』/ビッグコミックオリジナル]

フランス語圏において、独自の発達を遂げた漫画「バンド・デシネ(BD)」を、
より一層広めようとするプロジェクトで、

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[高崎市美術館で2016年4月10日まで開催中の『描く!』マンガ展の展示風景]

日本からも、荒木飛呂彦、谷口ジロー、松本大洋などが参加している。

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[高崎市美術館で2016年4月10日まで開催中の『描く!』マンガ展の展示風景]

芸術として、漫画のどの部分をどう位置付け、美術館でどう見せ魅力を伝えるのか、。
今後、9番目の芸術として定着していくのか、とても興味深い。

ルーヴル美術館(日本語版)
http://www.louvre.fr/jp

高崎市美術館/『描く!』マンガ展  2016年4月10日まで開催
http://www.city.takasaki.gunma.jp/

文:渡木章浩

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